あこくそがかわゆてたまらぬの続きです
にじ子さん (id:amenomorino)のブログを読んで、読みたくなった『逢坂の六人』( http://amemori.hateblo.jp/entry/2014/10/08/072807 )の感想をば。
古今和歌集の撰者となった、紀貫之が、幼い頃に接したやまと歌の名手たち、小野小町、在原業平、大友黒主、文屋康秀、僧正遍照らとの時に幻想的な夢まぼろしのような出来事を歌と共に回想する。
それぞれに、つらい過去を持った人々、真ん中から外れた者たちが歌を詠む。
謀をする人々の怖さ不気味さ、そういう黒々としたものを貫之が"なぞなぞの霊験(ちから)"で小さな"逆転(うちかえし)"をする場面は痛快!
子供時代の貫之、幼名あこくそが、かわいい。
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言及とかのやり方が、未だにわからない。
スマホからは出来ないのかしら……?