闇夜に光る青い目
- 作者: 富安陽子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/24
- メディア: 単行本
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id:uzumaki-guruguru さんのレビュー( http://uzumaki-guruguru.hatenablog.com/entry/2014/12/16/193651 )を読んで、読みたくなって図書館で借りました。
最近、人が読んだ本に影響を受けて読んでることが多いですが、おもしろそうな本は、つい自分も読みたくなってしまうので、仕方ないのです。
孤児院で育った美月と、お寺の前に捨てられ住職に育てられた月明、別々に育った2人が、不思議な条件 ──
一.十二年前の、四月生まれの女の子であること
二.両親および血縁者が一人もいない、あるいは所在が不明であること
三.出生場所・出生時の状況が不明であること
四.ただし出生につながる手がかりを有していて、その手がかりはなんらかの形で“月”に関連していること
── を提示する裕福な女性に引き取られる。
引き取られた2人が持つ不思議な能力、山荘のそばにはダムに沈んだ村、山頂には狼を祀る祠……。
もう、出だしの↑の展開だけで、わくわくしてきます。
児童文学ですが、大人も楽しめる作品。
次々と出てくる謎が気になって、その謎が解き明かされていくうちに夢中になってしまいました。
ファンタジーとミステリが上手く融合した作品だと思います。